島国日本演劇祭 大人の麦茶「美女木ジャンクション」観劇 その12





本公演に関しての感想。そろそろ締めに向かいます。


昨日までの記事で、ゆうかのんの可愛い魅力が十分に引き出され、
萌えどころ満載だったこと、笑いどころにも富み、
メッセージ性もあったこと。これらは伝わったと思います。
(ちょっとストーリー展開が強引だったきらいはありますが。。)


ただ、『可愛いねぇ』だけでは終わらせたくないので、
素人ながら感じたことを書かせてもらいます。


正直言うと「オトムギ」公演でここまでアイドルを
フィーチャーするつくりにするとは思ってませんでした。


もしこの公演に「ゲキハロ」の冠がついていたら
前述の様に大絶賛の内容と思います。


しかし、これは「オトムギ」公演。
"ゆうかのんに癒されること"を前面に出したつくりが
僕にとって嬉しくもあり、残念なことでもありました。


もう少し彼女達の出番を減らして、ひとつひとつの演技を
熟成させる余地をあげたかったと思ってます。





ここは福田花音応援BLOGですので、
以下、かのんについて書きます。


ひとことで言えば、彼女はもっとやれると思うんです。。


もちろん、ところどころでキラリと光る演技は見せてくれました。


携帯で矢吹宅に電話をするシーン。
亘太の声が大き過ぎて思わずケータイを耳から離す仕草。
ヒロに待たされイライラする表情、仕草とか。


矢吹家からの帰り道のシーン。
不安な夜道のひとり歩きで、
悲鳴をあげるまでの一連の動きとか。


このあたりは演技が練られていて、やっぱり
かのんやるなっ。と感じてました。



ただ、特に初回〜2公演目まではちょっと
違和感を感じるところもありました。


特にゆうかのんの絡みは、花音が頑張れば頑張る程、
違和感を感じる結果に。


逆に、トーマスとの絡みとか、
もっと思い切りいけばいーのに。と思ってました。


しかし。迎えた3公演目以降。
なんだかんだ言ってやっぱり彼女は只者ではないことの片鱗を
見てくれました。


今回の「ツンデレ」を全面に押し出していたキャラ設定。
彼女は、"ツン"の時と、"デレ"の時のギャップを大きく
することにより、より印象に残る演技に変えていったと思います。


"ツン"の時はよりダイナミックに、"デレ"の時はより自然に。
これを基本に、出演するシーンの相手にあわせた演技にしてきました。


そうすることによって、最終的に彼女がこの劇にバッチリ馴染んだ。
そう感じました。



どんな環境の中でもいかに自分らしさを発揮していくか、
それは重要なこと。


以前からかのんはこう言ってました。
「実際の自分に近い役は演じるのは難しい」と。


今回は自分自身がモチーフな役な訳だから、
その最たるものと思われます。


そんな中、しっかりと個性を見せてきたことは
評価できると思います。


次回も楽しみにしてますねっ!!





もうひとことだけ言いたいことがあるので、
明日書いて、最後にしようと思ってます。