島国日本演劇祭 大人の麦茶「美女木ジャンクション」観劇

【テーマ プライバシー】
大人の麦茶美女木ジャンクション


公演日4月23日(水)〜27日(日)


作  塩田泰造大人の麦茶
演出 塩田泰造大人の麦茶


【出演者】
池田稔大人の麦茶)、中神一保大人の麦茶)、並木秀介大人の麦茶)、
久保木秀直大人の麦茶)、眞賀里知乃(大人の麦茶)、長澤素子、あいざわ元気
和泉宗兵、タイソン大屋、宮原将護、前田憂佳(ハロプロエッグ)、福田花音(ハロプロエッグ)


初日公演、行ってきました!
会社帰りでしたが、開演に間に合って良かったぁ…(感涙)


会場はシアターグリーンと雰囲気がよく似てました。
ただ、席数は301席との事ですので、随分大きく感じました。
シアターグリーンは167席)
音響も良く、素晴らしい設備です。

(画像は公式HPから)




以下、公演の感想を書きます。
初日だし、ほぼネタバレなしで書きます。


先にひとことだけ書いておくと。。


劇中、徐々に明らかになっていく登場人物の
意外な関係性に惹きこまれました。


ゆうかc、かのんcが重要な役どころを好演!
笑いどころも、萌えどころ(笑)もたっぷりのこの公演。


明日以降も楽しみです♪







『プライバシー』と聞いて、何を思い浮かべますか。


辞書を引くと、こんなことが書いてあります。
『プライバシーとは、個人の私生活に関する事柄(私事)、
およびそれが他から隠されており干渉されない状態を
要求する権利をいう。』


誰しも、人には知られたくないプライベートがあります。
ただ、そのプライベートが発生するのは、
他者の存在あってこそのことだと思います。
自分ひとりの世界でしたら、そんな概念必要ありませんから。


チラシにのっていたあらすじ

誘惑に負けて妹の日記を読んだ。なんて書いてあったと思う?


「兄ちゃんの日記を読んだ。兄ちゃんはなんか悩んでるようだ」
ぬおぉ!俺は激怒したがその怒りを妹には、ぶつけられない
知らないことを知ったかぶりするよりも
知ってることを知らなっぷりするほうが・・ときにつらいときもある


だけど、最愛の妹にふりかかっている問題を知ってしまった以上、
オレは妹を救わねばならない。たとえプライバシーを犠牲にしても!

(実際のストーリー上は兄と妹の関係ではありませんでした)


本劇中にはいくつか"秘密"が存在しています。


その"秘密"を知ることにより、その相手との関係性が微妙に、
時には大きく変わる。


プライベートとパブリックの境界線は、
曖昧ながらも実に絶妙なバランスで成り立っているんだと
いうことを再認識させられる、そんな公演でした。




次に、この舞台の『美女木ジャンクション
というタイトルについてコメントしたいです。


先日書きましたが、ジャンクションとは、
複数の道路間を行き来するための結線道路を指します。
様々な方向から、様々な目的地を目指して
車が集結してくる場所です。


それはさながら、
本劇中の登場人物が複雑に絡み合う関係性を
思い起こさせます。


人と人が出会い、影響し合い、
そしてまた思い思いの方向に進んでいく。


ある者は走り抜ける。
ある者は立ち止まり、
そして、歩みを緩める者もいれば、
走り出す者もいる。


ジャンクションを行き来する車の様子を思い浮かべながら、
そんなことを考えてました。



また、何故、塩田さんは数あるジャンクションの中で敢えて
美女木ジャンクション』を選んだのでしょうか。


"美女木ジャンクション"は日本で唯一信号があること有名です。
一般的には住宅密集地のため土地が確保できなかったことが原因、
と言われています。


この、"ジャンクションなのに信号がある"という、不完全さ。
ここに面白味、人間味を感じたのかなぁ。なんて思ったり。



・・・単純に"びじょぎ"という響きもいいですしねっ(笑)








さて。
なんかうまく書けなかった気がしますが、
今日は初日だし。これくらいにしておきます。


明日以降も楽しみです♪